個別指導base守山第二校 吉村です。
パングラムというものをご存じでしょうか。いわゆる言葉遊びで、全ての文字(日本語の場合、仮名)を一度だけ用いて文章をつくるというものです。
日本人であれば真っ先にピンとくるのが「いろは歌」ですね。考えた人は本当にすごい才能の持ち主だと思います。
しかし日本語は「ん」以外の仮名は全て母音を含んでいるのでアルファベット圏の言語に比べて作りやすいとも言えます。
…では英語のものはないのかと言うとそうでもなく、有名なものが一つあります。
“The quick brown fox jumps over the lazy dog. ”
(素早い茶色の狐はのろまな犬を飛び越える。)
これは本当に凄いですね。考えた人は文才あふれる方だったのでしょう。
…しかし、よく見てください。theを二回使っています。
「いろは歌」もそうです。「色は匂へど~」と、濁点を使っていますよね。完璧なパングラムではないのです。
やはり、そう簡単に全ての文字を使いきって文章として成立するのは難しいのでしょうか。
…しかし!そう思いまして、私、濁点・半濁点を一切使わず、仮名46文字を全て使って意味のある(?)パングラムを作ってみました!
ほんけわたしはひとついう
ぬれてもよるねろ
かにみそえきすをふくむあさりやへちまのゆめならおこせ
(本家私は一つ言う。
濡れても夜、寝ろ。
かに味噌エキスを含むアサリやヘチマの夢なら起こせ。)
一応、成立しているとは思うのですが、いかがでしょうか。
カニ味噌エキスを含むアサリって何でしょうね。美味しそうです。
実はもう一つあります。
にみりほそめのひとへ
ふねをうってかえろ
けせんぬまはやたらおちるゆきよ
あれ
すこしもさむくないわ
(2ミリ細めの人へ
船を売って変えろ。
気仙沼はやたら落ちる雪よ。
あれ?
少しも寒くないわ。)
最後は今年の流行に乗っかってみました。
作ると分かりますが「め」「ぬ」「ね」「ほ」「ふ」が余りやすいですね。時間に余裕のある方は挑戦して是非教えてください。