すごい語彙

個別指導base守山第二校 吉村です。

毎年、この時期になると同じ事を言っている気がしますが、今年も残すところ一か月をきり時の流れを実感しております。

 

さて、この「同じことを言っている」という講師として、若干肩身の狭い思いになりますが、言葉のバリエーションの重要性についてお話したいと思います。

 

ボキャブラリーが豊富な人ほどIQが高いという傾向は様々な学問から証明されており、強い関係性があるのは事実です。反対に少し厳しい言い方をすれば、ワンパターンな言い方しかできない人はその逆の傾向があるということですね。

近年の流行語というものは、主にネットスラングが発祥であったり、一概には言えませんが、10数年程前から色々な意味が含まれる「ヤバい」であったり、ある対象に何か特別な思いがあっても正確に説明できないため、極端な言葉や自信で作り出してしまった言葉でしか語れないというのは少々、危険な気がします。

 

…しかし、そうは言っても一朝一夕でボキャブラリーは増えません。沢山勉強していただいて語彙を増やすのは前提ですが、常日頃から練習することができます。

例えば、日常でよく使うフレーズを封印してみましょう。個人的によい練習になるのは「とても」と「すごく」を使わずに話してみましょう。

このような副詞を使わないと、おのずと例えや具体例を用いて表現せざるをえません。

「先輩はとても素敵だ。」というものも

「先輩は勉強もできて部活内でもリーダーシップを発揮できる人柄を持ち合わせていて素敵だ。」

のように話してあげれば、おそらく大多数の方は後者の方がイメージをしやすいと思います。

何にせよ言葉をワンパターンにせず、その瞬間に感じた気持ちを素直に表現しようとしてみてもいいかもしれませんね。

ただ、一点注意してもらいたいものは、わざと難しい話し方をしようとしてはいけません。

難しい言葉を使うことによって他の人に対して、「私はこんなに難しい言葉を知っている。」

「あなたには理解できないだろう。」というメッセージを伝えてしまいかねません。

語彙力は大切ではありますが、無駄に難易度の高い表現をするのではなく、誰にとってもわかりやすい表現を心がけつつ、色々な話し方を意識してみましょう。