先ごろ、新・教育指導要領のまとめが報告されました。
改訂の基本方針」によると
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将来の予測が難しい社会の中でも、伝統や文化に立脚した広い視野を持ち、
志高く未来を創り出していくために必要な資質・能力を
子供たち一人一人に確実に育む学校教育の実現を目指す。
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つまり、変化が激しい世の中で、唯一解や固定概念に縛られることなく発想し、
道を拓いていける力を身につけましょう、ということ。
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社会において自立的に生きるために必要な「生きる力」の理念を具体化し、
教育課程がその育成にどうつながるのかを分かりやすく示すことが重要。
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そうした能力とは具体的に何か、何を学べばどんな力が身につくのか、
プロセスとリザルトの因果関係をきちんと示しましょう、ということ。
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「生きる力」とは何かを以下の資質・能力の三つの柱に沿って具体化し、
そのために必要な教育課程の枠組みを分かりやすく再整理。
①生きて働く「知識・技能」の習得
②未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力等」の育成
③学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性」の涵養
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なかなか難しいまとめになっていますが、
基本方針は「生き抜く力をつける」ということだと考えています。
前にここでも書きましたが、実際勉強した内容を、大人になって仕事で使っている人は少数です。
勉強を通じて、人間教育をどう進めていくかが、これから教育現場の課題になると思います。
少し難しい内容ですが、国の方針になるので一度考えて見て下さい。