めんどくさいこととは?

「彼氏彼女の事情」という漫画があります。

少女漫画でヒロインの雪野が有馬という男性に告白されます。

ただ、急な展開で雪野は返事ができませんでした。

そして時間が流れ、雪野は有馬への返事をしようと試みるのですが…。

携帯もメールも日常化していない時代、2人きりになってスマートに返事をするのはなかなか難しいものでした。

 

雪野は

「一度逃したチャンスは簡単に取り戻すことができない。」

と学んでいました。

私も当時、子供ながら同じことを学びました。

 

さて、テスト対策中に生徒からこんな言葉をよく耳にしました。

 

「めんどくさい。」、と。

 

気持ちは分かりますが、納得は出来ません。

中3であれば、4か月後に入試があります。

もしも、このタイミングで「めんどくさい」と言い、勉強をやらなければ確実に受験に響きます。

中間テストは内申点に関係ありますので。

 

中1、中2であっても同様です。

 

4か月、もしくは数年後なんかはなかなか想像し難いものです。

 

では、近い未来のテスト後を想像したらどうでしょうか?

 

①現在、めんどくさいから勉強をやめる・やらない。

    ↓

②テストの点数が悪くなる。

    ↓

③親、先生などに怒られる。

 

さて、ここで質問です。

今、この瞬間の勉強がめんどくさいという気持ちを優先して、少し先の未来に想像できる、「親や先生などに怒られる」というめんどくさいことをさらにもらうことのほうがめんどくさくないでしょうか?

少し先を見据えて、「めんどくさい」かどうか、考えてみてください。

 

逆に、この瞬間のめんどくさいを我慢して勉強できれば、2つのめんどくさいことを回避できるチャンスがあるのです。

勉強がめんどくさいということと、親などに怒られるめんどくさいことの2つの回避です。

 

このチャンスを逃すと、取り戻すには労力を必要としますよ。