少しずつ肌寒い日が出てきました。
季節の変わり目ですので、体調管理に特に注意してください。
さて、夏休みの間、学校がお休みになっているため、生活習慣を崩していないでしょうか?
つい夜更かしに興じてしまい、睡眠時間が少なくなっていませんか。
「日頃の睡眠不足は、休みの日にたくさん寝れば取り返せる」と考えている人が多いと思います。
いわゆる、「寝だめ」ということです。
この件について、睡眠の専門家は一時的であれば寝だめによって睡眠不足は解消できるが、記憶の定着の妨げになると述べてします。
睡眠は脳が記憶を整理するために必要であり、慢性的な睡眠不足は記憶の定着を妨げます。
故に、週末にたくさん睡眠を取っても、週の始めに学習したことの記憶の定着には役に立ちません。
もし、自分自身の暗記力が悪いと思うのであれば、原因は睡眠不足にあるかもしれません。
また、イギリスの心理学者も睡眠が学習する上で重要であることを語っています。
「テスト直前に暗記するより、前日までに覚えて一晩しっかり寝る方が効果的ある」
この心理学者は睡眠時間が記憶の形成に効果があることを実験で確かめています。
語学の勉強を行った日の夜に「寝ずに過ごしたグループ」と「通常通りの睡眠を取ったグループ」に分け、一週間後にテストを行いました。
すると、通常通りの睡眠を取ったグループのほうが、単語を思い出すことができ、得点も高かったようです。
この結果を受けて、この心理学者は「寝ている間、記憶を定着させるために、脳は学習をしている」と語っています。
いろいろと難しいことを書きましたが、結論は一つです。
睡眠は重要
これに尽きます。前述した通り、学習面にはもちろん、健康面においても睡眠は必要です。とりあえず、八時間睡眠を取ることをお勧めします。
十全な学習をするために、十分な睡眠を取り、十二分な結果を目指そう!