個別指導base栗東校 吉村です。
いよいよ来週から受験が始まっていくわけですが、日程やポイントなどは栗東校以外の先生方が書いてくれておりますので、
そちらを参考にしてもらいましょう。
なので私は、そんな大切な時期なのに自論で申し訳ないのですが、思いを一つ綴らせてもらいます。
中学生という立場の皆さまは子供から大人へと変わる微妙な年代。
中学受験をされた方以外はまず、ここで一つの大きな節目を迎えます。
義務教育から離れ、自由になるとともに責任も果たさなければならないようになるわけです。
早く色々なしがらみから解放されたいと思う方も、大変そうな大人になんてなりたくないという方もおられるでしょう。
近年は、大人たちが世知辛い時代を生きていくのを目の当たりにしているので、後者のほうが多いでしょうか。
立場上、「自分の行動にしっかりと責任を持ちなさい。」だとか「社会に出てから苦労する。」といったことをどうしても言わざるを得ないですし、
口にすることもあります。
教育者として皆さんの模範となるよう行動すべきでしょうし、卒業間近の皆さんは大人になるのも目前ということ。
そんな皆さんに社会のルールや現実の厳しさを認識してもらうことが私達の使命ではないでしょうか。
…ところが、私は皆さんと仲良く過ごすこともやめることができませんでした。
皆さんの日々の生活をお聞きし、感情を共にする。時には冗談を踏まえ、話を脱線させていくこともしばしば…
上記したような毅然とした態度はもっともだとも思うのですが、普段の私の態度や考えも、また正しいはずです。
普段の学校や本校には色々な生徒がいますから、先生にだって色々なタイプがあってしかるべきです。
そして皆さんには色々な価値観に触れて、自分の糧になりそうなものを摘まんでいってほしいのです。
社会の厳しさに対する心構えももちろん必要です。
ただ、私はそんな社会で皆さんと楽しく生きる姿を皆さんに見てもらいたい。
「大人になるって案外、楽しいことなんだ」ということを少しでも伝わってもらえれば冥利に尽きます。
…とはいえ、
二転三転しますが、これから携わっていく生徒の皆さんにはビシビシとご指導させてもらいますので、油断しないように!