個別指導base栗東校 吉村です。
今年の公立高校一般入試日程は3月10日。
例年より少し遅いです。
更に今年はうるう年。1日多いのです。
うるう年(閏年)は「じゅんねん」ともいい、閏(うるう=他の年より月数や日数が多いこと)がある年を指します。
うるう年ではない通常の年は平年と呼ばれ、平年における1年の日数は365日です。
ところが実際は、地球が太陽を1周するのに約365.2422日かかるため、4年間で約1日分のズレが生じてしまいます。
これを調整するため4年に1度、2月末に1日を追加して366日とするのが「うるう年」です。また、追加される日のことを「うるう日」と呼びます。
ところが、現在も使われている、このうるう年の挿入ルール。
実際は、「必ず4年に1度」ではありません。
そもそも、4年1度必ずうるう年を挿入していたユリウス暦では、長年使われるうちに季節と暦がズレてしまいました。
単純計算では4年でズレが約44分になり、40年で約7時間20分にも及んでしまいます。
ユリウス暦の誤差に着目し、暦を組み立てたのがグレゴリオ暦です。
グレゴリオ暦ではうるう年を400年間で97回と定めています。必ずしも4年1度、うるう年になるわけではありません。
では、どのようなルールで決められているのでしょうか?
うるう年の計算における原則は、西暦を4で割ることです。
4で割切れる数字の年はうるう年に当たります。これは皆さんご存知ですよね。
ただし例外があり、100で割り切れる年は平年となります。
うるう年か否かを判断するもう一つの計算方法が、400で割ることです。100で割り切れる年は平年ですが、400で割り切れる年はうるう年となるのです。
つまり、西暦2000年は4でも100でも割りきれたため本来であれば平年となったのですが、400でも割りきれた為、うるう年となっていました。
400年に1度の「うるう年っぽいけど、うるう年じゃない…と思いきや、やっぱりうるう年」という特殊な年が次に来るのは、2400年。ずいぶん先となります。
…さてさて、平年より1日多い今年受験を迎える皆さんはうるう日もしっかりと対策してもらいたいものです。