昨年の高校一年生およそ6100人が参加した国際学力調査というものがありました。
義務教育を終えた高校一年生たちが持っている技能や知識を実生活で直面する課題にどの程度活用できるか図るため、OEDCが実施したものです。
その中で日本がその順位を下げたという読解力の問題。
モアイ像で知られるイースター島をテーマにした大学教授のブログ・本の書評・科学雑誌の記事を読み比べ
「島から大量の大木が消滅した原因を資料から根拠をあげて記述する」ものでした。
どの意見に賛同するかは自由ですが、なぜそれを選んだのか根拠をしめしながら自分の考えをまとめなければいけません。
ここで読み取る読解力は単なる文章読み解きではありません。
特色入試のようないろんな教科に関連付けていくような幅広い問題です。
資料を読み考えを持ち、知人と交流するという社会においてとても必要な学力です。
情報社会の昨今で、最も大切な物の一つは正しい情報を見きわめる力、まさに文脈を読み取る力です。
このような高度な学力を見つける時間は一斉の授業内では難しく、部活や生活指導・進路指導も兼任された学校の先生は手が回らないと思います。
特に今年はコロナの影響で学習内容の過密化はいつにもまして増しています。
そんな中必須とされる科目はどんどんと増えていくばかりです。
環境として難しいのであれば生活の中で学んでいくしかありません。
机に向かうだけが勉強ではありません。日々の生活の会話から語彙力、
知人を思いやる気持ちからの読解力。
自分意見や実際にあった物事をお子さんから聞いてみてください。
人に説明するにあたり順序だてて分かりやすく話ができる方はまれだと思います。
本校で皆さんが苦手な「読解力」を磨くお手伝いをいたします。