「急がば回れ」の語源

こんにちは。個別指導base 山城です。

今日は「急がば回れ」ということわざの語源をお伝えしたいと思います。

辞書を引くと「急ぐときは、回り道をしてでも安全な道を行くほうが危ない近道を行くより

かえって早い」とあります。

その語源を調べていくと室町時代にさかのぼります。

その頃、草津から京都に向かうには、船で琵琶湖を横断するのが一番早かったのですが、

比叡山から吹き下ろされる突風により危険な航路だったため、時間はかかるが大津の「瀬田の唐橋」

を渡る陸路の方がいいと歌に詠われたのです。これが語源なんです。その和歌がこれです。

「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」

「もののふ」とは武士、「長橋」はもちろん唐橋のことです。

安全で着実な方法を取れという戒めだったのでしょう。

 

琵琶湖で思い出しましたが琵琶湖へと流れ込む川は118本、

しかし、琵琶湖から流れ出る川は瀬田川1本なんですよ。

瀬田川~宇治川~淀川~大阪湾

滋賀(琵琶湖)にまつわるエピソードはとどまることを知りません。またお話しします。

 

次回はまったく話題を変えて「秋に鳴く虫」をテーマにお届けします。