粋で優しい馬鹿であれ
こんばんは。個別指導base 山城です。
ある商品の中に「三方よしを広めよう!」と書かれた紙が入っていました。
ご存知かと思いますが、改めて「三方よし」の精神に触れたいと思います。
江戸から明治にかけて日本各地で活躍した近江商人。彼らが信用を得るために
大切にしていたのが、「買い手よし」「売り手よし」「世間よし」という「三方よし」の精神でした。
近江商人は「三方よし」をモットーに、自らの利益のみを求めることなく、多くの人々に
喜ばれる商品を提供し続けました。そうして少しずつ信用を獲得していったのです。
さらに彼らは利益が貯まると無償で橋や学校を建てるなどして、世のためにも大いに
貢献しました。つまり三方よしとは
「商いは自らの利益だけでなく、買い手である顧客はもちろん、世の中にとっても良いもので
あるべき。」という現代の経営哲学にも通ずる考え方なのです。
この精神は現代の日常生活においても、「相手よし」「自分よし」「みんなよし」という言葉に
置き換えられる大切な考えです。
今日からできる身近な「三方よし」(相手よし、自分よし、みんなよし)はいっぱいあるはずです。
どんな小さなことでも「まずは自分からやってみる。」ということが大事です。自己中心的な考えに
とらわれず、相手のため、みんなのためを思ってとった行動は必ず社会を明るく幸せなものにしていく
ことでしょう。