最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない、唯一生き残るのは、変化できる者である
個別指導baseの柴田です。
中学生の方は今週末に中間テストを控え、部活動も停止期間にはいり、教室でも毎日勉強に励んでくれています。
先日、中島先生が「百人一首の日」というタイトルでブログを更新されてましたが、まさに今日、5月27日が「百人一首の日」です。
1235年の今日に、百人一首が完成したということで、この日に制定されています。
ここで一句・・・
これやこの 行くも帰るも 別れては
知るも知らぬも 逢坂の関
詠み人は、蝉丸というお坊さんです。
歌の意味は、これが、東国へ行く人や京へ帰る人が(ここで)別れては逢い、知っている人も知らない人も(ここで)逢うという逢坂の関だよ、となります。
この歌の魅力は、「全てのものは変わっていく 永遠にとどまり続けるものはない」という無常観・・・そして何より、口ずさみやすいリズムにあると思います。
「行くも帰るも」「知るも知らぬも」というリズム。そして、「別れる」と「逢う」の反意語は分かりやすいですよね。
また、最後の「逢坂の関」が体言止めになっていて全体に余韻を残しています。
たった31文字に、様々なテクニックが使用され、文字数を感じさせない情報量があるのは素晴らしいです。それもはるか昔のことですから。
今回のテスト範囲に、詩の表現技法が問われる学校もあると思います。体言止め、対句法、きちんと説明できますか?
悔いのない取り組みをして、テスト本番に臨んでくださいね!!